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健康かながわ

講演レポート

image第三回健康管理懇談会が十一月十三日、秦野市にある㈱日立製作所エンタープライズサーバ事業部の施設見学と同事業所の健康増進活動の報告を行なった。 県予防医学協会では事業所の衛生担当者を対象に産業保健活動の向上を目指して年七回開催している。今回三十二事業所三十九人が参加した。

同事業部は日立製作所のコンピュータ部門の専門工場として発足し、以来超大形コンピュータをはじめ、サーバ、ネットワーク製品まで幅広く揃えている。工場内は耐震装置付きの最先端の機器が整然と配置されていた。

施設見学はグループに分かれ見学した。同事業内の広報活動として食堂の一口健康メモや、健康管理センタのパンフレットが手軽に取れるように置かれていた。また体育館は筋力アップの器具が設置されていたりひとりでウォーキング出来るようなエルゴメーターがあった。

健康増進活動の事例報告は、仲野喜三男・総務部安全衛生管理グループが「当事業部の健康づくりについて」報告を行なった。十一年度の同事業部の健康診断では受診者の四三%が有所見者でその人数は年々増加しているという。そのため医療費も増大するだけでなく疾病や身体不調による労働力の損失は大きくなっており、従業員の健康づくり対策が必須になってきたという。

imageこれらに対応するために同事業所は、産業医、運動指導者、栄養指導者、カウンセラーなどそれぞれの役割を明確にした組織づくりを行ない健康づくりをスムーズに展開することからスタートした。

生活習慣改善を目標にした三か月コースは、まず参加者に生活習慣改善のための栄養指導や運動についての説明と実践が行なわれた。運動に関しては日常の運動量の増加を図るために万歩計を携帯してもらい、全期継続できるように中間報告会なども行なった。その結果、平均体重は二・四kg減り、体脂肪率は二・〇%も下がった。体力年齢は三・三歳減となるなど良い結果が出せたという。 仲野氏は「それなりの結果は出せたのですがその後のフォローの難しさも見えてきました」と今後の課題について報告してくれた。同事業所では産業医による全員面接が開始された。

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