法人向けサービス
健康かながわ

いま元気な会社そのわけと今後の課題

image県予防医学協会では事業場の産業医、健康管理スタッフなどを対象に「健康管理懇談会」を年七回開催している。平成13年度の第1回目が7月24日、フォーラム横浜(桜木町・ランドマークタワー)で行われた。「いま元気な会社そのそのわけと今後の課題」と題し、講師にオムロンフィールドエンジニアリング株式会社・田畑陽介取締役会長を迎え、講演いただいた。

回の健康管理懇談会は、従来の産業保健を視野に入れたテーマから離れ、厳しい経済状況の中でも成長を続ける企業の経営トップの経験と視点から「元気な会社づくり」についての秘訣をうかがおうと、あらたに企画されたもの。当日は40団体、61人の参加があり、「これからも年一回はこのような企画を」との声も聞かれた。  
オムロンフィールドエンジニアリング㈱は自動改札システムや鉄道各社のカード共通化システム、交通管制システムなど社会資源に密接につながったシステムの保守点検を行ってきた。そういった面では非常に重い責任を担っている企業といえる。

image田畑会長はそういった社会的使命を果たすために365日・24時間サービスを担う社員がキツイ・キタナイ・キケンな、いわゆる3Kをいとわない体質をつくること。そして顧客から良い評価を得ることが社員のゆとりと豊かさにつながることを確信できる企業風土をつくりあげる努力をしている、という。そのためには成果主義による「やればやっただけの処遇」をすることはとても重要であり、社員が「よし、この会社に自分の人生をかけてみようと思えることが大切」、と田畑会長は語る。

また「知的生産」の効率をいかに高めるかという話題では(1)仕事に対する使命感があるか(2)その仕事が好きか(3)その仕事の次のステップが用意されているか(=将来の自分自身に対する展望をもてるか)、の三点がポイントになる。そして根底に「やればやっただけの処遇」が約束されている場合に知的生産性は向上する、と田畑会長は分析する。  
戦後、55年間で飛躍的な経済成長を遂げた日本経済の原動力は企業が人を育成したことである、と田畑会長。オムロンフィールドエンジニアリングでは月一度、休日に開かれる勉強会に全国から管理職が集まってくる。この勉強会はすでに10年継続しているそうだ。

中央診療所のご案内集団検診センターのご案内