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胃がん検診

50年以上にわたって続けられてきた検診により、胃がんの死亡率は年々低下してきています。しかし、胃がん罹患率はがんの中でもまだ第1位です。早期発見・早期治療の重要性は変わっていません。

特徴

当協会では、日本消化器がん検診学会の推奨する8枚撮影法を導入しています。地域における胃がん検診は、年間約2万人の方に実施しています。

検査方法

●胃X線造影検査(バリウム検査)

photo image検査時の服装
ボタン・金具が無い服装でお願いします。ガウンが必要な方は看護師にお申しでください。

ゲップは我慢してください。
胃が膨らんでいる方が広い部分を観察でます。胃袋のしわを伸ばし、小さい病気も見逃さないためです。胃のふくらみが足りない時はもう一度、発泡剤(空気)を飲んでいただきます。ゲップがでたときや十二指腸の方に空気が抜けた場合などです。

何度も体の向きを変えて写真を撮ります。
バリウムを胃の粘膜全体に付着させるため、はじめに寝台の上でグルグルと回っていただきます。そのあと、いろいろな方向から撮影します。そのため寝台ごと頭が下がったり何度も体の向きを変えたりする必要があります。「右側」「左側」という指示がわかりづらいことがあると思いますが、あわてずにがんばって動いてください。

お腹を押さえることがあります。
胃に見えない部分があると押さえます。お腹を押さえることと病気とは関係ありませんのでご安心ください。もしお腹を押され、痛くて我慢できないときは手を上げて教えて下さい。

検査後、下剤を飲んでください。
バリウムは胃から腸へと送られます。腸ではバリウムの水分だけが吸収されるので腸の中で固まり易くなり、便が出なくなる恐れがあります。特に便秘の人は必ず下剤を飲み、水分を多めにとり早めにバリウムを排出するようにしてください。

精度管理

日本消化器がん検診学会や神奈川県消化器がん検診機関一次検診協連絡議会などの活動に参加・協力し、受診適合案の検討や安全管理指導マニュアルの策定なども行っています。郡市医師会とも連携をはかり、胃がんX線フィルムの二重読影によるダブルチェックも一部実施しております。

事務局

神奈川県消化器がん検診機関一次検診連絡協議会

老人保健法施行にともない、日本胃集団検診学会(現:日本消化器がん検診学会)関東甲信越地方会実施機関部会に各県単位に「協議の場」を設置する旨の申し合わせにより、昭和57年2月に上記の協議会が発足しました。当協会は発足当初から事務局を引き受けています。

それ以来、県内で胃がんの住民検診を行う、一次検診実施機関の精度管理の向上を支援しています。また、行政、医師会をはじめとする関係機関と連携し、胃がん検診の充実、発展を図っています。

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