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健康かながわ

  第5回 かながわ健康支援セミナー(主催・当協会)が、平成27年12月16日に、神奈川中小企業センタービル・多目的ホールで開催された。
 講師にはシナプソロジーアドバンス教育トレーナーの高橋亜紀氏(PAスタイル代表)を迎え、『シナプソロジー』※を活用した、職場で使えるコミュニケーション術などを学んだ。当日は38団体54人の参加者があった。 

脳を活性化

  脳を活性化して認知機能の向上が期待できると話題の『シナプソロジー』は、参加者の人数や年齢・性別・体力、実施場所のスペースなど、どのような状況にも合わせたエクササイズを展開できるプログラムだという。
理論より、まずは体験!ということで、高橋講師は、じゃんけんを使ったエクササイズを参加者に実践してもらう(写真)。動作を間違えると、会場は笑声であふれ、一気に楽しい雰囲気に。すると「シナプソロジーは、できることが目的ではありません。できないことで脳が混乱することも新しい刺激になるので大切です」と講師。そして「コミュニケーションづくりにも活用できます」とも。
今回のセミナーで注目したのは、『シナプソロジー』のプログラムの1つ、感情を刺激することで現代の5大疾病にもなっている、うつ病などの精神疾患にも効果が期待できるという点だ。実際に某企業で2カ月間のプログラムを実施した効果検証では、爽快感が向上し、緊張・興奮・疲労感・抑うつ感・倦怠感が低下したという。また、コミュニケーション力の向上も見られた。
「精神的に問題を抱えた人でも、体を動かすことで爽快感が得られたり、笑いを得たりすることで改善に向かうきっかけになります。皆さん今日ここで実践されたことを職場に持ち帰り、ぜひ指導の場で、シナプソロジーを活用してください」と高橋講師は結んだ。
また会の冒頭で、当協会・健康創造室企画課の本園智子担当課長から「健康サポートメニュー」に関するアナウンスがあった。これは、当協会の医師・健康運動指導士・管理栄養士などのスペシャリストを派遣し、従業員向けの各種健康教室を開催。従業員の健康を支える産業保健スタッフの、サポートをするプログラム(図)となっている。


※シナプソロジーとは、〝シナプス(神経)〟と〝~理論のlogy(~ロジー)〟の造語。

 



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