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健康かながわ

幼稚園児の保護者に向けてピンクリボン活動

image横浜市西区にある願成寺附属ばらの幼稚園では創立55周年記念行事として、かねてからピンクリボン活動にご理解をいただいている楠 興雅園長の発案で、1月14日に『ピンクリボン チャリティートークショー』(主催:願成寺附属ばらの幼稚園/協力:国際ソロプチミスト横浜みらい)を願成寺本堂で開催。多くのお母さま方が、乳がんに対する意識を高めることができました。

冒頭、「まずは、お母さまが元気で明るくないとお子さまも幸せではありません」と、楠 邦江副園長の言葉で始まった今回のトークショー。寒い日にもかかわらず、参加者で本堂内はいっぱいとなった。
出演者は、東地美佳さん(元宝塚歌劇団)とピンクリボンかながわ代表の野末悦子医師(コスモス女性クリニック院長)。主に「ばらの幼稚園」在園・卒園児のお母さま方に向けての企画となった。

「みなさん、乳がんの検診は病院の何科にいけばいいかわかりますか?」で始まった東地さんのトークショー。「答えは乳腺外科です。私も初めは婦人科だと思っていました」
と、ご自身の乳がん体験を、『ケ・サラ』などの歌をまじえて語られた。特に闘病中に励まし続けてくれたお母さまとの思い出話には、多くの参加者が涙ぐみ、母でもあり娘でもある自分と心を重ね合わせていた。
元宝塚歌劇団の人たちと始めたピンクリボン活動のことにも触れ、乳がん撲滅のためには早期発見・早期治療が大切だと訴えられた。

imageまた野末医師もご自身の乳がん体験から、早期発見・早期治療のためには定期的な乳がん検診が大切なこと、日頃から自分の“おっぱい”に関心を持つことが必要であることを伝えた。
「若いからといって、私は大丈夫と安心はできません。おチチのある方は、全員乳がんになる可能性があるのです。乳がんを予防することはできません。でも、早期発見・早期治療で、命を失わずに済むのです」と、力説。勇気を持って乳がん検診への一歩を踏み出して欲しいと結んだ。

ピンクリボンかながわでも、乳房模型による乳がんのしこり触診体験などを通し、スタッフが自己触診の大切さや自己触診の方法を伝えた。ほとんどの参加者が、初めてさわるしこりの模型で熱心に触診体験していた。

ピンクリボン かながわ“むすぶ会”

「ピンクリボンかながわ」(代表=野末悦子コスモス女性クリニック院長)は、NPO法人乳房健康研究会と神奈川県予防医学協会が協力し、乳がんの早期発見や受診率向上をめざし、一昨年設立。県内を中心に多くの方々に参加いただき、地道な草の根運動を展開している。今年度は、県より貸与されたマンモグラフィ検診車の活用を図り、各種イベントや行事に参加している。

同会では1月28日、松村ガーデンホールで「ピンクリボンかながわ〝むすぶ会〟」を開催した。この会は、本活動にご支援・ご協力いただいた方々に対し、平成21年度の活動を報告するとともに、関係者が一堂に会してピンクリボンの輪をさらに大きくむすびつけていこうと〝むすぶ会〟と称して催されたものである。

席上、多大に貢献した横浜ベイスターズ、同専属チアチームdiana、そしてボランティア活動に力を注いでいただいた石川享子さんに、感謝の盾が贈られた。また当日、出席していた60人ほどの方々の一人ひとりから、同会に対してこれからの活動への心強い言葉が寄せられ、リボンが大きく強く結ばれた会となった。

(健康かながわ2010年2月号)
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