- HOME
- 健診を受けたい方へ<調べる>
- がん検診
- 子宮がん検診
子宮がん検診
-
子宮がんには子宮頸がんと子宮体がんに区別されます。子宮頸がんはヒトパピロマウイルスと言うウイルス感染が引き金になると言われ、体がんはホルモン分泌の乱れが関係していると言われています。
検査は子宮頸部または体部の細胞を採取し顕微鏡下で調べる細胞診、また組織の一部を取って調べる組織診があります。また頸がんの引き金と言われるヒトパピロマウイルスの検査をする場合もあります。
検査の重要性
- 子宮がんは
- 子宮の入口近くにできる頸がんと、奥にできる体がんの2種類があります。同じ子宮にできるがんであっても、発生の仕方、発生後の広がり、がんの構造、がんのできやすい年齢も全く違います。
- 若い世代こそ子宮頸がん検診を
- 子宮頸がんの原因の大部分は、性行為によるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染です。性体験の低年齢化にともなって、早くからウイルスに感染する女性が増えたことが、若い世代の子宮頸がんが増えてきた原因の1つと考えられています。
- こわいのは、初期症状がないところ
- 子宮頸がんは初期症状がほとんどないため、がんが静かに進行して、気がついたときにはもう子宮を摘出するしかないということも・・・。年間で約11,000人が発症して、約2,900人が亡くなっています。若い女性に多い、がんの一歩手前の上皮内がんは、年間で約23,000人発見されています。
- ワクチンだけでなく、定期検診も必要です
- 子宮頸がんの原因となるHPVの感染を予防するワクチンがあります。小学校6年生から高校1年生相当の女子は、無料で接種を受けることができます。
ただし、ワクチンは完璧ではありません。定期的な子宮頸がん検診も併用することによって早期発見し、早い段階で病気の芽を摘んでしまうことが大切です。
子宮頸がん検査
子宮の入口に発生する子宮頸がんの検診です。婦人科専門医による問診・視診・細胞診・内診を実施します。HPV(ヒトパピローマウイルス)検査もオプションで受診できます。
頸がんのリスク因子として重視されているものに、性行動、性感染症があります。
現在わが国では20歳以上の女性を検診の対象とすることが一般化していますが、現在の実状からは遅れていると言わざるをえません。わが国の頸がん検診で発見されるのは前がん状態ないし初期がんが大部分で 当然のことながらこの時期には出血などの症状はありません。
子宮体がん検査
体がんは、閉経前後から閉経後に多いがんで、閉経後の出血、生理異常による不正出血やおりものが増えるなどの症状のある人、卵胞ホルモンの服用歴のある人は検診をお受けください。
子宮体がん検診は子宮頸がん検診と同時に行うことができます。
これからの検査(HPV検査)
HPV検査のご案内
HPV検査とは子宮頸がんの原因ウイルス*に感染しているか調べる検査です。
子宮頸がんは子宮の入口にできるがんですが、HPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスに感染することが引き金となって引き起こされます。HPVはおもに性交渉によって感染し、女性の8割が一生のうちに一度は感染するといわれていますが、がんへと進行するのはごく一部です。
HPV検査結果について
陽性だった場合 | 6ヶ月後の再検査をし、もし再度陽性だったら、医師の指示にしたがって、精密検査や定期検査を受けましょう。 |
---|---|
陰性だった場合 | HPVは自然消失しても、繰り返し感染しますので、定期的な検査は必要です。 |
HPVワクチン
子宮頸がんはHPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスの感染が原因です。
HPVは皮膚や粘膜に存在する、ごくありふれたウイルスです。100種類以上ありますが、子宮頸がんの原因となるのは15種類ほどです。このHPVは主に性交渉によって感染します。
このHPVに感染しても、子宮頸がんになるのはごく一部です。ほとんどのウイルスは、体内から自然に排除されてしまうので感染しているからといって、直ぐには子宮頸がんにはなりません。しかし一部のウイルスの感染が長く続くと、細胞が異常な形態を示すようになりがん化するといわれています。
HPVは一度排除されても、何度でも感染するため、定期的に検診を受けるなどして早期発見に努めることが重要です。
子宮頸がんを予防できるワクチンがあります。特に2種類(16型・18型)のワクチンは全体の60%を占めその他のHPVに比べて、特に子宮頸がんになりやすく20~30代の方から高い頻度で見つかっております。
子宮頸がん予防ワクチンを接種することで、この2種類の感染をほぼ100%防ぐことができます。しかし全ての型の発がん性HPVの感染を防ぐものではありません。