Q&A

人間ドック

血圧

測定はどのように行うのですか?
自動血圧計を使い、右腕で測定します。測定時に緊張される方もおられますが、深呼吸をくりかえしなるべくリラックスした状態でお受けください。自動血圧計が苦手な方のために手動式の水銀血圧計もご用意していますので、スタッフに気軽にお申しつけください。
血圧の「うえ」と「した」って何?
「うえ」は最高血圧または収縮期血圧といいます。心臓が収縮して血液を送り出したときの圧力で、血管にかかる最高圧です。
「した」は最低血圧または拡張期血圧といいます。心臓が収縮を止め、血液が血管から心臓に入ってくる時の圧力で、常に血管にかかっている圧力です。

採血

前日の食事は検査値に影響しますか?
はい、影響がでます。正確な検査のために前日の夕食は脂肪分の多いものやアルコールを控え、夜9時以降の飲食はおやめください。
太っている人は採血しにくいんですか?
採血は通常、肘関節の内側の血管で行いますが、血管の太さや位置には個人差があります。太っていると採血しにくい場合もありますが、私たち看護師は一人ひとりに応じて採血に適した血管を見極め、痛みが少ないように努力しております。
痛いのが苦手なんですけど…
そのお気持ちよくわかります。血液検査からは病気に関する多くの情報が得られるため、健診において採血は欠かせません。痛いのが嫌なのはわかりますが、瞬時にすみます。いっしょにがんばりましょう。

腹部超音波

どういう検査なのですか?
検査は、腹部にゼリーを塗り、超音波を発生・送信するプローブとよばれるものを体にあてて検査します。
ゼリーを塗るのは、超音波が空気中を伝わりにくい性質があるため、プローブが体にきちんとあたり空気のすきまをなくすためです。検査中に腹式呼吸をお願いしますのは、息を吸ったり吐いたりすることで各臓器が動き、対象臓器を観察しやすくするためです。腸管内のガスや体型等によって長く時間がかかることがあります。
検査の前に食事はできないと聞いたのですが?
飲食後は胆のうが収縮したり、膵臓が胃の後ろにあるため見えなくなり観察しにくくなります。そのため正しい判定ができなくなるので、前日夜から飲食しないようにお願いしてします。
どこを検査しているのですか?
対象は、胆のう・肝臓・膵臓・腎臓・脾臓・腹部大動脈です。(一般的に健康診断では胃や腸に対しては超音波検査をしません。)

胸部X線

被ばくが心配なのですが?
被ばくについてご心配の方は、個別の状況(例えば妊娠を希望する女性、最近X線の検査を受けたなど)によってお話しさせていただきますので、検査の前に放射線技師にお伝えください。
マルチディテクタCTという装置があると聞いたのですが?
当協会では1996年からマルチディテクタCTによる肺がん検診を開始しました。もちろん人間ドック受診者のみなさまにも「オプション検査」として、ご希望いただいた方に受診いただいています。

胃部X線

バリウムを飲むと便秘しやすいのですか?
日頃から便秘の方は、検査前日まで便秘を改善(下剤を使用するなど)しておいてください。検査後は便秘しないように水分を多くおとりください。便秘しやすい方には下剤を調整することができますので、検査前にお気軽に放射線技師に声をおかけください。
カメラの部分におなかを強く押されて痛かったのですが?
撮影法の一つの圧迫撮影法ですが、胃を圧迫することで隆起、小陥凹病変をみつける有効な検査です。お腹の力を抜いて押されるままになるのが検査のコツです。このときゲップは出してもかまいません。もしも押されたときに骨に当たったり辛かったりしたら、我慢しないでおっしゃってください。

問診

家族歴って何ですか?
家族歴とは血縁関係のある方に関しての、病気の履歴です。問診では、わかる範囲でお答えいただいています。家族歴の情報は、病気の予防や早期発見だけでなく、診断とその後の治療方針の決定にも役立ちます。

眼圧検査

眼圧と緑内障って?
緑内障を引き起こす大きな要因は眼圧異常です。人の目は常に房水という液体が循環することで、眼圧、つまり目の中の圧力を調整しています。ところが、この房水が何らかの理由で排出できなくなると、眼圧が徐々に高くなり、高眼圧となります。すると網膜と脳を結ぶ神経が圧迫され、やがて損傷してしまい、目で捉えた情報が脳に伝わらなくなり、視界を失ってしまうのです。

眼底検査

眼底ってどこですか?
眼底というのは、目の底、つまり瞳孔からみた目のつきあたりの場所のことで網膜が主体になります。眼底検査では瞳孔を通して、眼底を観察しています。眼底では、網膜でとらえた情報を大脳へ伝える視神経の出口である視神経乳頭、網膜、網膜の血管などが観察できます。

心電図

感電の危険性は?
機械から体に向かって電気は流していないので、感電の危険性はありません。痛みもなく安全です。 妊娠中の方でも安心して検査を受けられます。
「力を抜いてください」とよくいわれるのですが?
体に余分な力が入ると、心臓以外の体の筋肉からも余分な電流が発生するため、きれいな心電図が記録できません。また、緊張や発汗があると検査に時間がかかります。検査時は、楽な姿勢でリラックスして、ベッドに横たわってください。

肺機能検査

何がわかるの?
努力性肺活量が年齢・身長・性別などから予測される肺活量の80%以上であれば問題ありません。80%に満たない場合には結核、肺腫瘍、肺線維症などが疑われます。 この検査では努力性肺活量の最初の1秒間に吐き出された空気の量(1秒量)も測定しています。その1秒量と肺活量の比が70%以上であれば問題ありません。70%に満たない場合には気道内の異常である気管支喘息、慢性気管支炎、肺気腫などが疑われます。

保健面接

どんな人が対象ですか?
人間ドック受診日の当日に医師からの指示があった人です。また希望者の相談にも応じますのでお気軽に声をおかけください。

胃がん検診

 
検査前に食事・水分摂取の制限があるのはなぜ?
胃内に固形物があると、胃壁を隠したり胃液が分泌されるため、診断の妨げとなります。また、胃液を含め水分があるとバリウムが胃壁に付着しづらく、正確な診断ができません。ガム・タバコ等も、唾液や胃液の分泌を促進するため、同様に正確な診断ができなくなります。胃内に残存物を認めた場合は再検査が必要となります。被ばくや便秘の副作用を最小限にし、正確な診断を行うために食事・水分摂取に制限があります。検査前日の食事もなるべく早い時間に済ませておいてください。

肺がん検診

胸部X線検査と胸部CT検査はなにが違うの?
胸部X線検査は、骨や心臓などの陰に隠れた肺がんや小さな肺がんを見つけることはとても難しいといわれております。マルチディテクタCT(高速らせんCT)では、骨や心臓などの陰に隠れた肺がんでも見つけやすくなります。放射線の被ばくを心配される方もいらっしゃいますが、当施設では、低線量によるCT検査を導入し、少ない被ばくで従来と同じ小さな病変を見つかる撮影方法を導入しております。
マルチディテクタCT検査さえ受けていれば肺がんは安心ですか?
マルチディテクタCTでも全ての肺がんに対して万能ではありません。初期の状態でX線の吸収の少ない肺がん、5mm以下の肺がんなどは見つけられないこともあります。また、どれくらいの間隔で検査を受ければ安心できるかの明確な基準はいまのところありません。しかし、健康診断の中で定期的に受診されることをお勧めいたします。

子宮がん検診

子宮がんの原因はウイルスなのですか?
子宮がんには頸がんと体がんがあり、子宮頸がんの原因はHPVというウイルスです。HPV(ヒトパピローマウイルス)は、ごくありふれたウイルスです。子宮頸がんの原因となるものはごく一部ですが、長期間感染した場合に発がんするといわれています。
感染していたら、子宮頸がんになってしまうのですか?
HPV感染後、子宮頸がんまで進行する割合はごくわずかです。HPV検査で陽性になっても、多くは自然に排除(治癒)するので、あわてることはありません。HPV検査と細胞診検査を併用することで、更に正確に検出が可能となりました。定期的な検査をおすすめします。
HPV検査はどのように行うのですか?
子宮頸部の細胞を採取して検査します。子宮頸部を専用ブラシでこすって細胞を採取します。痛みの感じ方には個人差がありますが、ほとんど痛みは感じません。

乳がん検診

マンモグラフィによる放射線の被ばくはどのくらいですか?
マンモグラフィはX線検査なので放射線被ばくがありますが、X線量はごくわずかで、ほとんど人体に影響はありません。また乳房だけにX線を照射して被ばく撮影しますので、他の臓器への影響もほとんどありません。撮影1回あたりの乳房に対するX線量は1~2mGy(ミリグレイ)で、1回の被ばく量は、東京からニューヨークへ飛行機で行くときに浴びる自然放射線とほぼ同じ量だといわれています。ただし、妊娠中の方、妊娠の可能性のある方は、検診としては避けたほうがよいので、乳腺超音波検査をおすすめします。
マンモグラフィと超音波検査、どちらを受けたらよいでしょう?

受診される方の状態や検査の特性をいかして検査をおこないます。

マンモグラフィ
乳房専用の装置を使用し、X線撮影をおこないます。重なり合っている乳腺内に異常がないかを判りやすくするため、乳房をプラスチック板で挟み、薄く拡げて撮影します。多少の痛みを感じることもありますが、圧迫時間は数秒ほとです。
厚生労働省では40歳以上の方への定期的なマンモグラフィの受診を推奨しています。乳がんの可能性がある石灰化(カルシウムの沈着)の発見に優れている検査のため、早期の診断や治療に有効であることが主な理由です。

乳腺超音波検査
乳房に超音波をあて、乳腺内の腫瘤(しこり)などを調べる検査です。
人体に害のない超音波を用いるため、被ばくや圧迫の痛みはありません。妊娠中の方や妊娠の可能性がある方も安心して検査を受けることができます。また、乳腺濃度 (乳房内の乳腺量の多さ)に影響されずに、しこりの種類がわかりやすい検査です。そのため、乳腺濃度が比較的高い日本人女性には、マンモグラフィと併用することで乳がんの早期発見が期待できます。

子どもを4人出産し全員母乳で授乳しました。私の家族には乳がん患者がいないので、私は乳がんにならないと安心していますが・・・

乳がんになる方の75~80%は、家族に乳がんの方がいない人です。
ですから、『家族や親せきに乳がんがいないから私は大丈夫』ということは全くありません。
同じように、出産経験、授乳経験についても、これがあれば乳がんにならない、ということではないのです。

乳がんのリスクファクターという言葉をよく聞きますが、具体的に何がありますか?

1.40歳以上の人
2.30歳以上の未婚の人
3.初産が30歳以上の人(出産経験のない方を含む)
4.閉経年齢が55歳以降の人
5.標準体重の+20%以上の肥満のある人
6.乳がんになったことにある人
7.家族に乳がんになった人がいる人 など

当てはまる項目の多い方が必ず乳がんになるわけではありません。これらのチェック項目にひとつも当てはまらなければ”大丈夫”ということもありません。乳がんに絶対にならないといえる人は、誰もいないのです。男性も例外ではありません。

乳がんを予防する方法がありますか?

残念ながら、現在乳がんに対する予防方法はありません。
それでは、どうすればよいか?
『リスクファクターを減らすこと』を考えましょう。
例えば、自分でコントロールできることに焦点を当ててみましょう。過度の肥満を避けるとか、お酒の飲みすぎに注意するとか、閉経前後に乳がんになる方が多いことからも、ホルモンバランスの乱れも要注意です。また、毎日ストレスをためずに明るく健やかに暮らすことも乳がんの予防にも役立つでしょう。
そして、『乳がんで死なないようにするにはどうしたらいいか』です。早く見つけて治療すること、すなわちブレスト・アウェアネス(乳房を意識した生活)を習慣にすることと定期的な乳がん検診をおこなうことです。

4歳になる子どもがいます。入浴の時など甘えて今でも乳首を吸ったりすることがあります。乳がんになってしまうのではないかと心配です。

乳首を吸うという刺激は、確かに乳汁分泌ホルモン(プロラクチン)というホルモンの分泌を促します。しかし、乳がんの発生や、発育に関連があるといわれているホルモンはエストロゲン(卵胞ホルモン)ですので、乳首の刺激とは特に関連はありません。どうぞご心配なく、親子のスキンシップをしてください。

セルフェックをしていれば乳がんは必ず治る時期に見つかるのでしょうか?

乳房のセルフェックが乳房のしこりを見つけるのにとても有用であることは明らかです。何より、ご自分の乳房の変化にいち早く気づくにはブレスト・アウェアネス(乳房を意識した生活)が大切です。ただし、ブレスト・アウェアネスだけでは不十分です。画像診断(マンモグラフィや超音波検査)もおこなうことで、しこりとして手に触れない非常に早期の段階に乳房の異常を発見できることがあります。
ブレスト・アウェアネスで日々乳房を意識することに加えて、定期的に画像診断を伴う乳がん検診を受けることが乳がんの早期発見への鍵です。

乳房のしこりを触れても痛みがあるものは乳がんではないと聞きましたが・・・?

痛いしこりはがんではないという自己判断は危険です。
痛みのような存在感で気づかれるがんもあります。また、乳房の張りや痛みが周期的にある場合は、女性ホルモンの生理的なサイクルによるものがほとんどですが、月経の前後でも和らぐことがない痛み、常に部分的な痛みがあるなどの症状があったら医療機関を受診し専門医に相談しましょう。

授乳中でもないのに、乳首から何か汁のようなものが出てきました。乳がんでしょうか?

両側の乳頭からミルクのような分泌物があるのは、授乳中でない方でも見られます。
ただし、片方の乳頭から透明あるいは血液のような分泌物がある場合は、乳がんや良性の乳腺の病気が隠れていることがあります。また、妊娠中は特に異常がなくても、血液の混じった乳汁が出ることがあります。
分泌物があればがんということではありませんが、異常な分泌に気づいたら、医療機関を受診し専門医に相談してみることが大切です。

マンモグラフ検査を受診し、結果は異常なしでした。乳がんはマンモグラフィ検査で100%分かるのでしょうか?

マンモグラフィのみの検査では、約10~15%のがんが見落とされるといわれています。だからといってマンモグラフィを受ける意味がないのではありません。見落とされやすいのは、触診ではっきりわかるような大きな腫瘍である場合が多く、逆にマンモグラフィでないとわからないのは、手で触ってもわからない早期のがんがほとんどです。ですから、日頃から自分の乳房を意識する生活(ブレスト・アウェアネス)をし、そしてマンモグラフィや超音波検査といった画像検査を組み合わせて定期的に乳がん検診を受診することが、見逃されるがんを少なくするポイントなのです。

乳がんはしこりとして手で触れるようになるまで発見できないのでしょうか?

マンモグラフィや超音波検査をはじめとする画像診断は、自分ではしこりとして自覚できない状態の乳がんの発見に役立っています。
これらは「非接知乳がん」といい、治る確率も高く、また病変が小さいために手術で切除する部分も非常に小さくて済むことが多いのです。

授乳中に胸にしこりがあるのに気づきました。授乳指導の講習会で相談したら、お乳がたまっているのでしょうといわれましたが、だんだん大きくなってきたようです。どうしたらいいでしょう。

授乳中は、授乳前後でも乳房の状態が大きく変化します。特に授乳前の乳房は硬くしこり状になっている部分が多く、非常にしこりがわかりにくい状態です。授乳や搾乳をしてもなくならない部分的なしこりがある場合や、赤く腫れたり熱が出たりする場合は、腫瘍や炎症を伴っていることがありますので、受診して適切な治療や検査を受ける必要があります。決して先延ばしにせず、できるだけ早く医療機関を受診してください。

以前に乳房にしこりができて、切除したことがあります。結果は良性といわれましたが何か気をつけることはありますか?

腫瘍には悪性と良性のものがあり、がんは悪性腫瘍です。良性というのは、がんではなかったということです。ただし、良性のなかでも、切除したしこりを調べて”異形成”とか”過形成”という状態を含んでいる場合は、がんになる危険がやや高くなるといわれています。このような場合は、医師に勧められた受診間隔を守って定期的に診察を受けることが必要でしょう。ただし、いたずらに恐れる必要はありません。むしろ、定期的に病院へ通うきっかけがあるということは、あなたの乳房は十分にケアされているということです。

ピル(経口避妊薬)の服用やホルモン補充療法(HRT)によって、乳がんになりやすくなりますか?

女性ホルモンと乳がんに関連があることは確かです。女性ホルモンは発がん性物質ではありませんが、女性ホルモンを服用するにあたっては、十分な知識と、乳房に対する心配りが必要です。

*ピルについて
ピルは、女性ホルモンを人工的に合成した経口避妊薬です。エストロゲンを含むため、乳がんの疑いがある方は服用できません。また、乳がんの家族歴または乳房にしこり(結節)のある方は服用にあたって十分注意する必要があります。ピルの服用を始めたい方は、まず医療機関を受診し、服用に問題がないかどうかを調べます。
一般的に使われている「低用量ピル」は、エストロゲンの含有量が非常に少ないものです。しかし、乳がんの発生率については、服用したことがない人を1とした場合に、服用している人は1.24程度という報告がありますので、(※)ピルを服用していない方はもちろんですが、服用中は特にブレスト・アウェアネスを心がけ、定期的に乳がん検診を受けてください。なお、ピルの服用を中止した場合には、10年程度で、乳がん発生率がピルを服用したことのない状態に戻るといわれています。 ※Lancet 347:1713-1727,1996

*ホルモン補充療法(HRT:hormone replacement therapy)について
HRTは閉経後に不足する女性ホルモンを補うための治療です。この治療の目的は、女性ホルモンの不足により引き起こされる心臓循環器疾患や骨粗しょう症の予防、いわるゆ更年期障害と呼ばれるさまざまな不快な症状の軽減にあります。
乳がんとの関係ですが、今のところ10年以上の長期服用をした方に乳がんのリスクが増す可能性があるといわれています。一方、10年以下の服用については乳がんのリスクを増やすことはないとされています。
いずれにしても、HRTにより受けるメリットとデメリットはその人の状態によって異なりますので、治療を受ける際はHRTをおこなう医師、そしてあなたの乳房の主治医とよく相談して考えることが大切です。
乳がんとは直接の関連はありませんが、HRTを始めると、乳腺が明らかに張ってくることがあります。 HRTを受けることになったら、まずHRTを始める前に乳がん検診をしましょう。もちろん、HRTを受けている間も、必ず定期的に乳がん検診を受けるよう心がけてください。

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